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“統一教会”と政治との関係 岸防衛相が一転「関係を見直す」

2022年8月3日 0:40
“統一教会”と政治との関係 岸防衛相が一転「関係を見直す」

「世界平和統一家庭連合」、いわゆる“統一教会”と政治の関係が明らかになっています。自民党の茂木幹事長は「党として組織的な関係がない」と強調しました。一方、過去の選挙で教団側から支援を受けた岸防衛相は、一転して「関係を見直す」と述べました。

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安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、”統一教会”と政治の関係が次々と明らかになっています。

2日、自民党の茂木幹事長は「安倍元首相について、それぞれの思い、こういったものを胸に、静かにお見送りをしたい。そう考えております」と述べ、安倍元首相の国葬についての最後の質問に答え、何度も首をかしげながら会見場を後にしました。

そして数分後、会見を再開しました。

自民党 茂木幹事長
「旧統一教会の問題についてご質問がなかったので、改めてよろしければ、お答えをさせていただくと。もういいやってことだったら、やめますけど、どうします?」

記者
「お願いします」

自民党 茂木幹事長
「あのー、ご指摘いただいているこの団体についてですね。これまで一切の関係を持っていない。このような確認でありました」

茂木幹事長は「党として組織的な関係はない」と改めて強調しました。その上で、茂木幹事長は「個々人の活動については、それぞれの議員が適切に説明を行っていくべきと考えております」と述べました。

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その個々人の活動について、過去の選挙で教団側から支援を受けていた安倍元首相の弟・岸防衛相は、報道陣の問いに次のように述べました。

――社会的問題があるならば、なんできっぱり決別して、もうお世話にならないと言えないのか?

安倍元首相の弟 岸防衛相
「『様々な問題が浮上してきている社会的問題ですね』という状況において、これまでのそういう関係について、しっかり見直していかなければいけないと思ってます」

(8月2日放送『news zero』より)