土砂崩れで“生き埋め” 巻き込まれた家族5人救出も3人死亡 警戒区域でなくても「あすは我が身」 愛知・蒲郡市
住宅に土砂が流れ込み、巻き込まれた家族5人が生き埋めとなった蒲郡市の現場。
28日の夕方までに3人が救助され、その後も、自衛隊や消防など計338人が夜通し救助活動にあたりました。
28日午後10時半ごろ、30代の息子がみつかり、その3時間後の29日未明、残る父親も発見、2人の男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
また、先に救出されていた3人については70代の母は死亡、40代の娘2人が重軽傷をおいました。
29日朝、雨が断続的に降り続く中、土砂崩れにあった場所では道路に覆い被さっている木などの撤去作業が行われていました。
土砂崩れの危険性はまったく感じていなかったというこの地域。
周辺住民:
「60何年間、今までこういったこと全然なかったし、問題ないと思っていました。あすは我が身という気がしないでもない」
土砂崩れが発生した27日は、台風の影響で愛知県東部を中心に断続的に強い雨が降っていましたが、蒲郡市には大雨警報や避難指示などは出ていませんでした。
蒲郡市 鈴木寿明市長:
「ハザードマップが全てではないんだということで、危険な場所の特定は一層研究する必要がある」