◎台風10号

台風10号は、今後もゆっくりと東寄りに進み、あす31日（土）にかけて四国付近を進んだあと、あさって9月1日（日）には、近畿付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧に変わっても、大雨を降らせる力は変わりません。土日も大雨に、厳重に警戒してください。

◎線状降水帯の発生予測情報

台風の動きが遅いため、西日本や東日本では総雨量が多くなる所がある見込みです。また、31日にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

線状降水帯が発生する可能性のある地域と期間は、徳島県、香川県、愛媛県、高知県が31日午前中にかけて、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県が30日夜から31日午前中にかけて、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県が30日夜から31日午前中にかけてです。

◎全国の天気

広く雨で、台風に近い九州や中国、四国では雨、風ともに強まるでしょう。台風から離れている近畿や東海でも線状降水帯が発生して、猛烈な雨が降るおそれがあります。関東と東北太平洋側も激しい雨の降る所がありそうです。晴れ間の出る北海道も、夜は南から雨雲が広がるでしょう。

◎予想最高気温

日本海側で特に高く、金沢は前日より8℃高い35℃。鳥取は36℃の予想です。福岡は30℃、大阪は35℃、名古屋は30℃、東京は29℃、仙台は28℃、札幌は30℃でしょう。

◎週間予報・大阪～那覇

中国、四国、近畿では、土日にかけて雨が続きそうです。少なくとも31日（土）までは非常に激しい雨の降る所があるでしょう。九州は31日（土）から日差しが戻り、暑さも復活する見込みです。沖縄は31日(土)以降も晴れる日が多いでしょう。

◎週間予報・札幌～名古屋

土日も東海を中心に、各地で大雨のおそれがあります。北海道も前線の影響で31日（土）は激しい雨の降る所があるでしょう。2日（月）と3日（火）の予報はまだ大きく変わる可能性があります。今後の情報にご注意ください。