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北京パラリンピック 反戦訴え…異例の開幕

2022年3月5日 6:00

北京パラリンピックの開会式が4日に行われ、IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長が反戦を強く訴えるなど異例の幕開けとなりました。

開会式では日本選手団などに続きウクライナの選手団が入場行進し、拳を突き上げるなど、母国への思いをにじませました。

IPCパーソンズ会長「いま世界で起きていることに強い衝撃を受けています。世界各国の当局者に呼びかけます。アスリートたちのようにひとつになり、平和・理解・共生を促してほしい。平和を!」

パーソンズ会長はスピーチで反戦を強く訴え、軍事侵攻を続けるロシアを念頭に大会期間中の休戦決議に「違反があってはいけない」と強調しました。

ただ、中国の国営テレビは反戦を訴えた部分を翻訳せず、およそ1分間実況が途絶えました。

ロシアやベラルーシの選手が排除されるなど異例ずくめの大会は13日まで続きます。