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仲代達矢、薬師寺に新作映画を奉納「ありがたく思います」

2010年4月16日 13:30
仲代達矢、薬師寺に新作映画を奉納「ありがたく思います」

俳優の仲代達矢(77)が15日、奈良の薬師寺で映画「春との旅」(5月22日公開、小林政広監督)の奉納式を行った。体を壊した老人とその孫娘が、疎遠となった親類縁者を訪ね歩き、老人の“人生の終着点”を探す物語。国宝の薬師三尊像が祭られている金堂で、台本と本編が入ったDVD、ポスターを奉納した仲代は、「俳優になって60年になりますが、このような行事ははじめての出来事。我々が作った映画が奉納されることを非常にありがたく思います」としみじみ。「この脚本をはじめて読んだとき、すごい脚本だと感じました。私は晩年を迎えた老俳優ですが、この作品での小林監督との出会いをうれしく思っております」とめぐり合わせを喜んだ。