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仲代達矢、俳優生活60年「生きるとは何かを追求したい」

2010年5月11日 20:51
仲代達矢、俳優生活60年「生きるとは何かを追求したい」

俳優の仲代達矢(77)が約9年ぶりに主演した映画「春との旅」(小林政広監督、22日公開)のプレミア試写会が11日、都内で行われ、仲代と女優の徳永えり(22)が舞台あいさつを行った。頑固な老漁師と孫娘が疎遠になった家族をめぐる旅に出る感動作。劇団俳優座の同期の佐藤慶さん(享年81)を亡くしたばかりの仲代は、自身の俳優人生に思いを重ね「60年よくやったと思う。小林監督に会って幸せでした」としみじみ。今後も「作り手としては人間がテーマ。人間とは、生きるとは何かを追求したい」と語った。9日に22歳の誕生日を迎えた徳永は、仲代にハグと花束で祝福され「あせらず一歩一歩進み、仲代さんのような役者になれたら」と感激の涙をにじませた。