故ジョン・レノンの妻のオノ・ヨーコさん（７８）が「第２０回モンブラン国際文化賞」に選ばれ２２日、都内で行われた授賞式に出席した。

　筆記具メーカー「モンブラン」が主催で、あらゆる芸術分野において若い才能の開花に尽力、支援している人物に贈られる賞。

　記念すべき２０周年を迎える今年は、長年にわたる芸術、音楽、平和活動のほか、開発途上国の子どもたちの教育支援が目的の「Ｄｒｅａｍ　Ｐｏｗｅｒ　ジョン・レノン　スーパー・ライヴ」の１０年をこえる実績などが評価され、ヨーコさんが選出された。

　「─スーパー・ライヴ」について、ヨーコさんは「１、２年くらいで終わっちゃうのかなと思っていたんですが、だんだん続いていって。私はずっと海外に住んでいるので、日本でライブをやるというのはどういうものかという思いもあったんですが、私としても毎年日本に帰って来るということは自分のためになることだったと思っています。人に何かをあげるってことは、あげるたびに何かが１０倍になって返って来るんです。みんなでどんどんあげ合って、豊かな地球になっていけばいいなと思います」と笑顔で語った。

　式典にはヨーコさんの友人で女優の樹木希林（６８）も来場。ステージで熱いハグをかわし、祝福の手紙を読み上げた樹木に、ヨーコさんは「どうもありがとう」とうれしそうだった。