紅葉は? 3連休の行楽地で“異変” 価格高騰で“米祭り”盛況
この3連休は天候も穏やかで行楽日和となりました。今年は長く続いた暑さ、そして物価高の影響で例年とは少し様子が違う観光地もありました。
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木々が色づき、徐々に深まる秋。しかし、関東の紅葉スポット・栃木県那須塩原市では…
記者
「標高約1600メートルから紅葉を楽しめるスポットなのですが、まだ色づいている木はまばらになっています」
去年のこの時期と比べると、今年の色づきはまだまばらな状況です。
人気紅葉スポットで起きていた異変…
ハンターマウンテン塩原 中平貴弘総支配人
「去年あたりから黄色く赤くなる時期がずいぶん後ろにずれている」
そのワケは猛暑。色づきは例年より半月ほど遅い予想となっていて、見頃は今月下旬から来月はじめになる見込みだといいます。
12日から例年通り“紅葉ゴンドラ”の運行を始めましたが、やっぱり…
──ゴンドラに乗りました?
埼玉からの観光客
「乗って紅葉見るつもりで来たけどまだ早かった」
宇都宮からの観光客
「(孫を)ゴンドラに乗せたいなと」
「紅葉していると思ったけど全然まだ青い」
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3連休に起きている“今年ならではの異変”。
記者
「すごい並んでいる」
14日午前8時半ごろから道の駅にできた多くの人だかり。
道の駅常総 須田裕次郎駅長
「去年はそこまで。今年は本当に大盛況」
人だかりの先にあったのはお米。“関東一の米どころ”茨城県の道の駅で開催されていたのは、茨城県産の新米をお得に楽しめるイベント「大大大お米祭り」でした。(※今月20日まで)
参加費300円で両手ですくえたお米がもらえる企画。さらに食堂ではコシヒカリのご飯が食べ放題。(※定食・丼注文時)
「3杯目。米高いから気にしちゃいます、値段は」
お得に楽しめるとあって、3連休最終日をお米にささげる人たちが県外からも殺到。
中でも目玉は、米俵を担いだ分だけ持ち帰れる「米俵担ぎ上げチャレンジ」です。(※先着100人 次は20日開催)約500グラムの発泡スチロール入り米俵を5秒間持ち上げると、最大で3キロの米をもらうことができます。(※参加費:1000円)
東京から来た家族。挑戦するのは長男と二男です。
母
「元を取っていただかないと」
長男
「いいように使われています」
まずは長男が挑戦。
「お見事、6俵担ぎ上げチャレンジ成功です」
続く弟もなんとか6俵担ぎ上げました。
母
「気分よく夕食を迎えたい」
ある女性は他の挑戦者をよく観察していました。
埼玉からの主婦
「作戦会議」
──どうしたらうまくいきそう?
埼玉からの主婦
「左手で4個(のうち)指で3個」
いざ、挑戦。
「お見事~」
埼玉からの主婦
「すごく手が痛いでーす。爪が! 代償が!」
──涙目になってる
埼玉からの主婦
「力んだからだと思う」
「今お米高いので良かった」
作戦会議の成果が出たようです。
道の駅常総 須田裕次郎駅長
「安く茨城の米を届けたいと(企画した)」
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そして、連休と言えば…
記者
「渋滞ができています。止まっちゃった」
記者
「東北自動車道佐野SA付近、渋滞してしまっています。SAに入るだけでも時間がかかってしまいそう」