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漫才新人大賞、出場3度目コンパスが頂点

2011年7月26日 23:28
漫才新人大賞、出場3度目コンパスが頂点

 社団法人漫才協会主催の漫才コンクール「平成23年度 漫才新人大賞」が26日、都内で行われ、西本宏一(30)と中島和彦(30)による漫才コンビ、コンパスが大賞に輝いた。

 02年に第1回が開催され、過去にはナイツ、ハマカーンらが大賞を受賞している。審査委員長の演芸評論家・花井伸夫氏は、本年度は優秀なコンビが多かったため審査が難航した舞台裏を明かし、「コンパスは全審査委員が一致しておりました」とたたえた。

 西本は来場した母親にこれまでの応援を感謝し、「10年間支えてもらったんで、また10年支えてください」と笑いを誘った。
 その後の取材では、感激を素直に表現した。
 西本は「僕たちも優勝をずっと狙っていた。今回で3回目だったんですけど、すべてを出し尽くして、きっとこれが僕のピークだと思う」と自虐的に喜びを語った。レポーターに「これから仕事が増えるのでは?」と聞かれると、「それを願っています。お金ないですから!」と切実な答え。2人ともアルバイトでは“勤務成績”が優秀だそうで、「バイトでは結果出しているけど、お笑いで結果出せたのが初めてなので。やっていてよかったと思います」と胸をなで下ろした。

 優秀賞には三拍子、敢闘賞に世界少年が選ばれた。