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渡辺徹「向井くんとはかぶっているから」

2011年7月27日 16:20
渡辺徹「向井くんとはかぶっているから」

 テレビ化、映画化されすっかり国民的夫婦の物語として定着している「ゲゲゲの女房」が舞台化されることになり27日、都内で製作発表が行われた。

 漫画家・水木しげる夫妻を演じるのは、女優の水野美紀(37)と俳優の渡辺徹(50)。先日、水木夫妻にお目にかかった際の印象を、水野は「(武良)布枝さんはやわらかな雰囲気、空気を持った方で、その中に1本筋が通っている。大きさを感じました」。一方の渡辺は「あんなアドバイスを受けたのは初めてでした。(水木さんに)ゆっくりと楽しんでやってください、せりふなんて忘れてものんびりやってくださいと言われました。この一言を背負ってやりたい」と肩ひじ張らない意欲を示した。

 2人は初共演になるが、すでに会見場での息もぴったり。渡辺は「同じアクションスター(出身)ですからね」としたり顔で共通点を上げたが、隣の水野はひたすら苦笑いを押し殺すのみ。

 同名のNHK朝の連続テレビ小説では、俳優の向井理(29)が水木さんを演じた。その点について渡辺は、真顔を作り「向井くんとはかぶっているところがあるので」と切り出すと、脇を固める梅垣義明(52)がすかさず「別もんでしょう」とばっさり。大和田獏(60)は身を乗り出して、渡辺の顔を改めて確認しながら「かぶってる、かぶってる」と周囲と自分に言い聞かせるようにポツリ。

 それでも「ライバルとしてやっていきたい」と渡辺が真顔を崩さずに話すと、周囲は温かな笑いに包まれた。

 公演は9月29日〜10月7日まで、東京・日比谷のシアタークリエで。9月23日には、水木さんのふるさとの鳥取・境港市での公演が決定した。 

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