俳優の西田敏行（６３）が３０日、都内で行われた「東日本大震災復興宝くじ」のＰＲイベントに出席した。

　収益金の全額が東日本大震災の被災地支援のために使用される宝くじ。地域の災害復興支援を目的にした宝くじは阪神・淡路大震災、新潟県中越地震で発売されており、今回が３例目。１枚２００円で、完売時の総額は、災害復興くじとしては過去最高となる３００億円を予定。当せん金などを除いた約１４２億円が被災地の復興事業財源にあてられる。９日まで販売。

　福島県出身の西田は「福島は最近、大雨の水害もあって大変な目にあっている。ぜひたくさん買って、背中を押してほしい」とくじをＰＲ。自身が出演するＣＭも放送中で、「被災地復興の一助になればと、本当に思っています」と訴えた。

　「夢を持つっていうことは、いろんな意味で生きる力がわいてくる。人間、悲観的に考えるより楽観的に明日が楽しいものになることを考えて生きた方が人生も楽しい」と宝くじという“夢を買う”ことに対する自身の思いを語り、「義援金を積むつもりで、ついでに自分の夢も買って」と笑顔。自身も「１００枚は買う」と、積極的な支援を誓った。