韓国出身歌手のパク・ジュニョン（２９）が７日、東京・新宿ステーションスクエアでデビュー曲「愛・ケセラセラ」の発売記念イベントを行った。

　ジュニョンは、デビュー曲など４曲を披露。イベントにはジュニョンを見出し、デビューに向けて支え続けている歌手の山本譲二（６２）も駆け付け、“育ての親”として「まだ無名ですが、これからどんどんテレビやラジオに出ていきます。精いっぱい応援してやってください」と来場客に支援をお願いした。

　さらに譲二は「サビのところに、何かジェスチャーをつけよう。それでテレビに出ていこうよ」と提案すると即興でフリを作り、ジュニョンも「いいですね〜、それ」とうれしそうだった。

　「本当にうれしいです。スペシャルゲストで尊敬する山本譲二さんが出演してくださるなんて、言葉では言い表せません。光栄です」と声を上ずらせるジュニョンに、譲二は「尊敬している人を聞かれたら『山本譲二』って言うように言ってあるんですよ」と照れ笑い。

　「僕がデビューしたときはレコード盤もそんなに作ってもらえなかったし、ポスターも白黒だった。こんなイベントも開いたことがなかったし、テレビにもずっと出られなかったから、そんな思いはジュニョンにはさせたくないと思って、そんな思いでデビューさせました」と胸中を明かすと、「風のない、何の障害もない日に“ジュニョン丸”を出港させたかったんです。そういう意味では、きょうはいい日になりました」とにっこり。譲二の親心にパクも「頑張ります」と改めて気を引き締めた。