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斎藤工、不良の総番役でも「人間を丁寧に」

2012年3月10日 22:18
斎藤工、不良の総番役でも「人間を丁寧に」

 俳優の斎藤工(30)、窪塚俊介(30)、女優の須藤温子(28)らが10日、都内で映画「不良少年 3000人の総番(アタマ)」の公開初日舞台あいさつに出席した。

 1970年代を舞台に、全校生徒3000人のうち約半数が“ツッパリ”という工業高校で、真の“総番”をかけた闘いに挑む男の物語。

 全員が高校生という設定のため、紅一点の須藤は「私自身セーラー服を着てはいけない年齢だったんで恥ずかしかったんですけど、斎藤さんをはじめ学ランの方を前にしたら自然に(演技が)できた。そこら辺を楽しんで」と照れ笑いでアピールした。

 斎藤は主演を演じるにあたり、原作者の遠藤夏輝氏と対話する中で役のイメージをつかんだという。「3000人の頂点に立つ説得力は現実的に考えられなかったが、やっぱり人柄(が大事)と(遠藤)先生に会った瞬間にすごく腑(ふ)に落ちた。70年代の高校生の話に寄せるのではなく、1人の人間を丁寧に演じようと思った」と語った。

 窪塚は撮影中は斎藤らと意気投合していたと話したが、「終わった後に飲もうね、と言って、社交辞令のままになっていますけども…」と寂しそうに話すと、斎藤も苦笑いで「行こうね」と改めて食事会開催を約束した。

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