全国のローカルアイドル１１組が出演する「３.１１三陸鉄道チャリティーＬＩＶＥ」が１１日、都内で開催された。

　東日本大震災の発生から１年がたったこの日、鉄道をコンセプトにした東京の４人組ユニット「ステーション♪」の呼びかけで、いまだ運行の見通しがたっていない岩手・南リアス線の三陸鉄道に義援金を送るべく、アイドルたちが支援ライブを行った。

　被災地の宮城県仙台市からは、４人組ダンス＆ボーカルユニット「テクプリ」が出演。公演前の取材で、リーダーのＲＩＫＡ（１６）は「まだ海岸部には悲惨な状態が残っています。私たちが遊んでいた広場や公園にもがれきがあり、仮設住宅があったりというのが現状です。しかし、大変な人たちこそ、今、前を向いているので、私たちも前を向こうというメッセージを発信していければと思っています」と話した。

　ライブへの出演については「正直、悩みました」とＲＩＫＡ。「ここに来るべきなのか、仙台にいたほうがいいのか、メンバーと話し合った結果、私たちにできることを少しでもやろうとここに来ました」と決断までの経緯を語り、「私たちのステージを通してファンの方へのありがとうという感謝の思いだったり、東北の人の頑張ってるよという姿をお見せできれば」と笑みを浮かべた。

　２回公演に計２００人が来場。収益の一部と集まった募金を三陸鉄道に寄付する。