タレントの阿藤快（６５）が１１日、東京・新橋のＳＬ広場で開催された東日本大震災復興支援イベント「さんてつ広場　復興市」に出席した。

　被災した岩手・三陸鉄道の歩みを伝えるフォトギャラリーの展示や、三陸地方の名産品の販売を行うイベント。阿藤も“三陸案内人”として支援を呼びかけた。

　三陸鉄道の北リアス線が、４月１日から久慈〜田野畑間の運転が再開されることになり、阿藤も当日は田野畑駅で行われる記念イベントに出席する。　

　ＳＬ広場に集まった人たちへ、「そんなにいっぱい（人が）来てくれているわけじゃないですけど、この熱いまなざしがうれしく思います。いっぱいいるより、このくらいの人で、三鉄が再開できるような感じが、リアリティーがあっていいような気がします。ぜひ三陸鉄道のほうへ乗りに来ていただけたらうれしいと思います。よろしくお願いします」とあいさつ。

　震災が起こった午後２時４６分に１分間の黙とうを行い、「さあ、行くぞ！ここから新たな１歩を踏み出していきたいと思います」と大きな声で被災者の背中を押した。