歌手の倉木麻衣（３０）が２３日、東京・池袋の東京芸術劇場でライブ「Ｍａｉ　Ｋｕｒａｋｉ　Ｓｙｍｐｈｏｎｉｃ　Ｌｉｖｅ-Ｏｐｕｓ２-」を開催した。

　倉木と東京フィルハーモニー交響楽団がコラボレーションした、シンフォニックライブ第２弾。２０１２年の第１弾に引き続き、倉木の楽曲をフルオーケストラによるクラシックアレンジで届ける。

　観客２０００人の拍手に迎えられ、ステージに登場した倉木は、「Ｓｔａｙ　ｂｙ　ｍｙ　ｓｉｄｅ」、「Ｓｔａｒｔ　ｉｎ　ｍｙ　ｌｉｆｅ」などをしっとりと歌い上げた。
　ライブ後半は、同コンサートホールが誇る世界最大級規模のパイプオルガンが、「ルネッサンス・バロック面」から「モダン面」へゆっくりと回転する場面からスタート。神聖な空気が漂う会場に倉木も「クラシカルな雰囲気をたっぷり味わっていただけていますか？」とほほ笑んだ。

　東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を魂柱に使った「ＴＳＵＮＡＭＩヴァイオリン」を用いた演奏も。イスラエル人の父親と日本人の母親を持つ女性バイオリニストのＭｅｉ（２１）の演奏に乗せ、震災復興ソング「あなたがいるから」を歌唱した。

　全１６曲を披露すると「みなさまのおかげで、１２月８日からデビュー１５周年イヤーに入らせていただきます」とあいさつ。「倉木麻衣も１５歳ということで。引き続きみなさんに夢と希望を与えられる、そんな歌を届けていきたいと思います」と節目の年へ向けて気合を入れた。