歌手の松山千春（５８）が１３日、東京国際フォーラムでコンサートツアー「生きて」の東京公演を開催。ファン５０００人を前に全１８曲を歌い上げた。

　ステージは２０１１年の作品「愛の歌」でスタート。その後も「オホーツクの海」、「恋」などを一気に歌い、「幕が上がる前から男の声援ばかりで、オレは相撲取りじゃないんだから。デビューして３７年たって姿形も変わり、見るべきところはひとつもなくなり、歌っていてボッと毛が生えてくる気がするよ」と自虐ネタで笑わせた。

　ステージ後半も絶“口”調。「今年は震災復興コンサートもやってきたけど、共演した由紀さおりは別格だな。世界の由紀さおりだよ。その由紀さんが『アンコールには童謡唱歌を歌いませんか？』と言うので、今のくそガキにも聞かせたいと思って歌ったよ」と語り、予定になかった「故郷」を歌唱するひと幕も。

　ラストでは「ピークは自分自身で感じるもの。５８歳になりましたが、いまだピークは迎えておりません。まだまだやれると思います。」と力強く宣言。昨年リリースしたアルバムのタイトル曲「活きている」で締めくくった。