染五郎、新ジャンルに挑戦「歴史の証人に」
歌舞伎俳優の市川染五郎(42)、中村勘九郎(33)、中村七之助(31)らが8日、都内で新橋演舞場七月歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」の製作発表会見を行った。
染五郎主演で2002年に上演された「劇団☆新感線」とのコラボ舞台「アテルイ」を歌舞伎化。古代日本を舞台に、実在した東北地方の民族・蝦夷(えみし)の指導者・阿弖流為の闘いと運命を描く。
本公演は「歌舞伎NEXT」と銘打ち、歌舞伎の新ジャンルに挑戦するため、染五郎は「歴史の1ページの証人となっていただきたいと思います。ぜひご覧ください」と、きりり。
13年ぶりに主人公の阿弖流為を演じるにあたり、「(今回は)すごいものになるという確信がある」と自信たっぷりで、「13年前より若い、カッコいいって言われることをよく妄想しています」と話した。
妹で女優の松たか子(37)が、3月に第1子となる長女を出産。姪(めい)と顔を合わせたそうで、染五郎は「どちらに似ているかは、まだ海のものとも山のものとも分からないですね」と笑顔で語った。
また、10日の母の日は、けいこより「奥さま、お母さま孝行」を優先させるという。プレゼントはカーネーションではなく、「ちょっと変わったところで、(母には)ヒマワリ、(妻には)ヒマワリの種」を考えていると明かし、報道陣を笑わせた。
同舞台は7月5日〜27日まで東京・新橋演舞場で。