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BEGIN、地元沖縄で15年目のフェス

2015年6月28日 15:31
BEGIN、地元沖縄で15年目のフェス

 3人組アコースティックバンド「BEGIN」が主催する野外イベント「沖縄からうた開き!うたの日コンサート2015 in 嘉手納」が27日、沖縄・嘉手納町で開催された。

 同県最大級の野外イベントで、今年で15年目。“観客に歌を楽しんでもらう”というこれまでの姿勢から、今年は新たな取り組みに挑戦。“観客も出演者”という位置づけで、全員参加型のコンサートを演出した。

 オープニングでメンバーの比嘉栄昇(46)は「うたの日コンサートは生き物ですから、常に変わっていくんです。15回目ですけれど、まだ完成していないんです」と、まだまだ発展途上にあるという思いを伝え、次の世代につないでいくために15回目の節目に新しいチャレンジをしたとにっこり。「うたの日コンサートは、みなさんも“参加できるコンサート”になります。思いっきり発散してください」と呼びかけた。

 5時間におよぶライブは「フラの部」や「エイサーの部」、BEGINのメーンステージ「マルシャ ショーラ第1部」などプログラムも多彩。観客を引き付け続けた。
 シンガー・ソングライターの秦基博(34)はアコースティックギターの弾き語りで「アイ」、「鱗」などを披露。秦は学生時代によくBEGINの曲をコピーしていたそうで、「この日の空気と風がみなさんの思い出というか、すてきな1日の彩りになってくれたらいいなと思います」。秦の歌声に比嘉も「魔法をかけられたようだね」と感動を口にした。

 最後は全員参加のアンコールで締めた。出演者総勢430人がBEGINの楽曲「かりゆしの夜」を熱唱。思い思いに歌い踊る大カチャーシー(両手を頭上に掲げて左右に振り、足を踏み鳴らす踊り)で、観客5000人と一緒に盛り上がった。