歌舞伎俳優の市川染五郎（４３）が１８日、都内で米ラスベガス公演「Ｊａｐａｎ　ＫＡＢＵＫＩ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ　ｉｎ　Ｌａｓ　Ｖｅｇａｓ　２０１６」（５月３日〜）の製作発表会見を行った。

　昨年８月以来、２度目となる米国公演。
　前回は噴水を使った派手なパフォーマンスを取り入れるなど、新しいエンターテインメントに挑み、予想をはるかに超える１０万人の観客を動員した。

　今作にも期待が高まる中、染五郎は「海外公演の場合は、そこじゃないとできない演出をしたい。（同公演は）まさにそういう場です」と気合十分。
　具体的な演出は「打ち合わせ中」としながらも、「劇場の中に水をぶち込みます」と予告。さらに「火も使います。歌舞伎のからくりの一つでもあります宙乗り、早変わり、あらゆるものを舞踊仕立てで（やります）」と明かし、「劇場にお越しになった皆様に、驚いていただく、びっくりしていただく、興奮していただく、エンターテインメントとしての歌舞伎ということに徹して作りたいと思っております」と笑顔で意気込みを語った。