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吉幾三、当日曲変更の北島は…コワい人

2016年4月26日 17:40
吉幾三、当日曲変更の北島は…コワい人

 6月に芸道55周年を迎える演歌歌手の北島三郎(79)が26日、都内で「サブちゃんとデュエットシリーズ」の制作発表会見を行った。

 レーベルの垣根を越え、実現した企画で、大月みやこ(70)、大川栄策(67)、吉幾三(63)、坂本冬美(49)、藤あや子(54)、三山ひろし(35)、島津亜矢(45)とデュエットした楽曲7作を5月18日に同時発売する。すべての曲を、原譲二(北島の作家ペンネーム)として手掛けた。

 自ら作詞した人生応援歌「風は吹く」でデュエットした吉は、背中を追いかけてきた大先輩との初デュエット作に「一緒に歌えること、CDができるってことに感激です」と大喜び。「びっくりしたのは、レコーディングの当日に『吉、歌が変わったぞ!』って(言われたこと)。アレンジも変わるから、(現場は)七転八倒ですよ」と裏話を紹介し、「スタジオに着く前の車の中で歌を変えた人は初めて!コワい人です」と苦笑いで報告した。

 デュエットを喜ぶ歌手仲間たちの声を受け、北島は「感謝ですね。仲間たちが賛同してくれて、気持ち良く歌ってくれて。俺にとっても財産です」と笑み。「第2弾、3弾と続けばいいな」と先を見すえた。

 熊本地震の被災者にも、時期を見て歌声を届ける構えで、「皆さんに笑顔が戻ったら(現地に)行って、『大変だったけど頑張れ、これからきっといいことがあるから』って応援に行きたいなと思う」と明かした。