日本アカデミー賞協会は10日、『第48回日本アカデミー賞』より新たな特別賞として『主題歌賞』を設立したことを発表。初の受賞者に3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEが決定しました。

その年の最も印象に残る主題歌を担当したアーティストとして、初受賞となったMrs. GREEN APPLE。大泉洋さんの主演映画『ディア・ファミリー』に提供した楽曲『Dear』が、”壮大でエモーショナルな楽曲はエンディングにさわやかな余韻を残し見る者の感動をより深めた”と評価されました。

発表を受け、作詞・作曲を担当した大森元貴さん（28）は「映画と音楽は非常に密接な関係にあり、日々音楽を創作する者として“作品の邪魔だけはしたくない。その映画に関わったすべての方々へ感謝の気持ちを込め、最大のラブレターであるべきだ”と思いながら主題歌を担当させていただいております」とコメントを寄せました。

続けて「名誉ある祭典で初の受賞者となり、その大きさに背筋が伸びます。今後とも胸を張って、より良い音楽を創るべく邁進してまいります」と意気込みを明かしています。

『日本アカデミー賞』では発足当初から『音楽部門』が設立されていましたが、対象は劇伴作曲者となっていました。今回、主題歌について“作品の世界観を表現する重要な存在であり、映画と観客の架け橋になっている”とし、賞の新設に至ったということです。

日本映画界最高の栄誉とされる『第48回日本アカデミー賞』。授賞式は14日に東京・グランドプリンスホテル新高輪にて開催予定です。