歌手の八代亜紀（６５）が２１日、東京・品川のステラボールでライブツアー「八代亜紀　２０１６　ＡＩＵＴＡ」の最終公演を開催した。

　当初、八代の出身地である熊本からスタートするはずだった同ツアーだが、４月の熊本地震の影響で中止・延期をせざるを得なくなった。

　スパンコールが輝くブルーのドレス姿でステージに登場した八代は、２日前に熊本を訪問、歌を披露したことを明かし「正直、歌どころではないとか、そういうのがあるのかなと心配していったんですけどみんなが泣いて『亜紀ちゃんおかえり』って手を組んでくれました」と温かい歓迎を受けたことを報告。

　「残念ながら（今回のツアーでは）中止・延期（になった）。でも必ず行きます！忘れてないよ、必ず行きますから」と熊本でのライブ開催を誓った。

　ステージでは８００人の観客に向けて、熊本応援ソング「Ｓｗｅｅｔ　Ｈｏｍｅ　ＫＵＭＡＭＯＴＯ」やヒット曲「舟唄」など全１７曲を熱唱。終演後には、自ら会場ロビーに出向き、熊本地震の義援金を呼びかけ、観客一人一人と握手を交わし、感謝を伝えていた。