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片岡鶴太郎25年ぶり舞台「ほぼアドリブ」

2018年3月29日 19:08
片岡鶴太郎25年ぶり舞台「ほぼアドリブ」

俳優の宅間孝行(47)が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」のコメディー舞台「笑う巨塔」が29日、東京グローブ座で開幕した。

「タクフェス」が送る春のコメディーシリーズの第2弾で、今回の舞台は病院。極秘入院する政治家、人違いをするとび職人などが入り乱れた笑いに仕上げている。
本番前に最終リハーサルを公開した宅間は「ここからもう一段上がって、コメディーはお客さんの笑いがあってなんぼなので、お客さんと一緒に舞台を作っていきたい」と気を引き締めた。

俳優や画家、ヨガインストラクターとしても活躍する片岡鶴太郎(63)は、25年ぶりの舞台出演。
「新鮮な気持ちで楽しくやっていますよ。宅間さんとのやり取りは、ほとんどアドリブです。何を言われるか分からないので、板(=舞台)の上で“ファイト”をしていますよ」とベテランならではの余裕を示した。

コメディー作品が「ほぼ初めてに近い」という女優の篠田麻里子(32)は、「コメディー(出身)の方が多い中、(自分の)キャラをどう発揮するか楽しみにしています」と、にっこり。
アドリブを連発する鶴太郎について「鶴さんはせりふを間違えたり、いろんなところからアドリブを持ってくる。それをきちんと修整するところがすごい」と、たたえた。

8日まで同所で上演。その後、全国で公演する。