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IMP.横原悠毅が取材 すべての人が着やすいインクルーシブファッション【IMPress.】

2024年12月13日 22:00
IMP.横原悠毅が取材 すべての人が着やすいインクルーシブファッション【IMPress.】
IMP.の横原悠毅さん インクルーシブファッションを取材
7人組グループ『IMP.』のメンバーが記者として“明るい日本のミライ”のために頑張っている人たちを取材する「IMPress.(アイエムプレス)」。第3回は横原悠毅さんの『ファッションのミライ』。すべての人が着やすくおしゃれを楽しめるミライを目指す“インクルーシブファッション”について取材しました。

■誰もが着やすくて楽しめる“インクルーシブファッション”とは

横原悠毅さん
「こんにちは。今日はよろしくお願いします」

横原さんが取材したのは、30以上のブランドを展開するアパレル会社アダストリア。今後の商品展開などが話し合われる社内のショールームには、様々なブランドの服が並んでいます。性別や世代を問わずに幅広く展開する、こちらの会社が手掛けるファッションのミライとは?

アダストリア 佐藤麻美さん
「こちらが私たちが手掛ける商品になります」

横原悠毅さん
「これが!」

アダストリア 佐藤麻美さん
「ちまたではインクルーシブファッションと呼ばれています。年齢や性別、体形、障がいの有無にかかわらずファッションを楽しめる」

インクルーシブファッションとは、誰もが着やすくて楽しめるファッションのこと。様々なオシャレの悩みを解消するため、多くのアイデアが盛り込まれています。工夫を加えれば、障がいの有る無しにかかわらず誰もが同じ服を着られるんです。従業員の土井さんのジャケットは…

アダストリア 土井唯菜さん
「私は低身長で手足が短いので、通常のメンズやレディースだと(袖丈が)長い。私がいま着ている服は袖を短くしていまして」

肩のひもをほどくと…

横原悠毅さん
「本当だ!」

アダストリア 佐藤麻美さん
「伸ばした状態だと通常の寸法なんですけど、短い丈のものが欲しいというお声もあるんですね。そういう方のために、自分に合った長さに調節ができるように」

■横原さんが“インクルーシブファッション”を試着

他に、前面にファスナーがついたデニムパンツも。横原さんが試着させてもらいました。

横原悠毅さん
「なんかめっちゃかっこいいんですけど」

アダストリア 土井唯菜さん
「金属のファスナーがアクセントになって」

横原悠毅さん
「いいですよね」

アダストリア 土井唯菜さん
「着やすさはどうですか?」

横原悠毅さん
「めっちゃはきやすいですよ」

アダストリア 佐藤麻美さん
「このファスナーは見た通り、全開きなんですね」

どうしてファスナーが全開になるのかというと…。

アダストリア 佐藤麻美さん
「寝たきりの方ですとか車いすユーザーの方のお着替えの際に、ベッドにこのままデニムを敷いていただいて、上に乗っていただくだけで簡単に着脱ができる。デザインは損なわず、ちょっとだけギミック(加工)をプラスして着やすさを付与している」

他にも、アパレル通販サイトを運営するZOZOは今年8月、車いすユーザーや座り仕事が多い方などがはきやすくて床ずれしにくいパンツの受注生産販売をスタート。

また通販会社フェリシモでは、去年から視覚障害がある人などでも着やすい、裏も表も前後も関係なく着られるTシャツなどを発売。インクルーシブファッションは広がりを見せています。

■障がいのある従業員から生まれる新たなアイデア

今回横原さんが取材したアパレル会社では、インクルーシブファッションを提案するプロジェクトを3年前からスタート。まだ一般販売はしていないものの、今年4月にはファッションショーを開催するなど、イベントやSNSでの情報発信を通じてインクルーシブファッションを広げる取り組みを行っています。

プロジェクトには、従業員の中から障がいのある方も参加。当事者ならではの悩みから、新たなアイデアが生まれています。車いすユーザーの鈴木さんも。

アダストリア ゼネラルサポート 鈴木大輔さん
「長袖の袖が汚れてしまう。タイヤに当たって汚れてしまうという悩みがある」

横原悠毅さん
「アイデアはどういったものを?」

アダストリア ゼネラルサポート 鈴木大輔さん
「(違う)素材をパーカの腕の部分に取り付けて汚れが目立たないようにしたり。自分でも着られる服があるんだと思うと、ファッションに前向きになれる。前向きな気持ちって色々な面でプラスになってくれるので」

横原悠毅さん
「同じ悩みを持った方も、そういった楽しみがあるだけで変わると思う」

■“ファッションのミライ”は?

誰もがファッションで前向きになれる未来とは。

横原悠毅さん
「ファッションの未来はどう変わっていくと思いますか?」

アダストリア 佐藤麻美さん
「色々な方がまずファッションを楽しむというところの、多くの選択肢を提案したりするところが、まずは一歩かなと。インクルーシブファッションという言葉自体を使わなくても、すぐそばの日常にあるというところまで進んでいきたいなと」

横原悠毅さん
「(インクルーシブファッションが)当たり前になると、より良いかもしれないですね」

(12月13日『Oha!4 NEWS LIVE』より)

最終更新日:2024年12月13日 22:00