俳優の秋野暢子さん（66）が22日、女性の薄毛治療専門クリニックの『後遺症抜け毛外来』設立を記念して開催されたトークショーに登場。侍ジャパンのWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）優勝が、がん治療の励みになったと明かしました。

秋野さんは、2022年6月にステージ3の食道がんが判明し、治療に専念するため芸能活動を休止。7か月半に及ぶ闘病生活を乗り越え、仕事を再開していました。がんを宣告された時について「結構冷静だったんですよね。テレビドラマなんかだと、真っ白になって先生のおっしゃっていることもよく分からないみたいな設定がよくあるんですけど。実際自分がそうなってみると、案外冷静でした。とにかく、どういうふうに治療をすればいいのか、そっちにすぐチャンネルが切り替わったので、あまり動揺するとかはなかったです」と、当時を振り返りました。

さらに、がんを患う前後での心境の変化を聞かれると「1番は不安を持たないことが大事。自分のがん腫がなにか、治療はどうすればいいのか、そういうことを全部自分にインプットして。そうすると怖くなくなるんですよね。みんななんとなく、がんになると死ぬと思っているんですけど、半分以上の方が、がんが消えたり、または完治していらっしゃる。そういうふうに思って明るい気持ちでいるっていうこと、泣いて苦しんで落ち込んでいても病気はよくならないので、笑顔で前向きにものを考えていくっていうことが大切だと思いますね」と、がんに悩む人へエールを送りました。

また、侍ジャパンがWBCで優勝したことについてもコメント。「めっちゃよかったですよね！　しびれましたね。昨日はもう小躍りしてました。日本国民全員うれしいですよね。みんな私の息子くらいの年齢なんですよ。本当に偉いなと思って。ああいう若い人たちが頑張っている姿は元気をもらえますよね。素晴らしかったと思います。今後の治療にいかしたいと思います」と、喜びを爆発させていました。