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【追悼】片岡鶴太郎、大林監督は「大恩人」

2020年4月11日 19:01
【追悼】片岡鶴太郎、大林監督は「大恩人」

タレントの片岡鶴太郎(65)が11日、公式ブログを更新。10日に肺がんのため82歳で亡くなった大林宣彦監督を追悼した。

鶴太郎は、大林監督作「異人たちとの夏」(1988年)に出演。「第12回日本アカデミー賞」で最優秀助演男優賞に輝いた。

大林監督を「私にとりまして大恩人の監督です」と位置づける鶴太郎は撮影当時、ボクシングのプロライセンス取得のため猛練習をしていた時だったと告白。
そのことを監督に「役を降ろされる覚悟」で申し出たところ、「分かった、じゃ撮影以外はボクシングに集中して下さい!もしスパーリングでアザが出来たり鼻血を出したりしたら、鶴ちゃんの背中から撮るから大丈夫。鶴ちゃんね〜、役者は顔を撮るのじゃ無いよ!人間を撮るのだから、背中からだって人間が漂って来る!だから大丈夫。撮影もボクシングも集中して絶対にプロライセンスを取ってね」と背中を押してくれたという。

鶴太郎は「その御陰様で私はこの映画で最優秀助演男優賞を頂きました。全ては大林宣彦監督の御陰様です!」と感謝。「今は唯、唯、御冥福を御祈り申し上げます」と結んでいる。