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2021年6月30日 14:06

声優・山下大輝 夢はライブ“感動したい”

声優・山下大輝 夢はライブ“感動したい”
(c)NNN

大人気作品「僕のヒーローアカデミア」「弱虫ペダル」で主人公の声を担当する声優・山下大輝さん。2012年に声優デビューを果たし、第8回声優アワードでは新人男優賞を受賞しました。そんな山下さんが今年4月にアーティストデビューを果たし、さらに6月9日には自身初となる1st EP「hear me?」を発売。そこで山下さんに楽曲へのこだわりや今後の夢についてお話を伺いました。

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——発売日を迎えましたが、今のお気持ちはいかがですか?

 やっと「生まれた〜!」という感じですかね。色々積み重ねてきたのがあったうえで、喋りたいことがたくさんあったけど、まだ喋れないこともあって、やっと色々なことが喋れるときが来たぞ!みたいな気持ちですかね、嬉しいです。頑張ってきたものがついに世に放たれるというかわくわくしています。なのでちょっと今日は寝不足です(笑)発売日当日なのでドキドキして寝られませんでしたね。久々にこんな気持ちです。

——ジャケット写真が印象的ですが、撮影はいかがでしたか?

新鮮でした。撮影自体は今までも何度かさせていただいたんですけど、まさに“山下大輝”の撮影、しかもCDの表紙になりますみたいなのは緊張感があって。でもスタッフさん全員と和気あいあいと話しながら「これいいね!」みたいなことを話しながらできたのでリラックスした表情にできてるんじゃないかなと思います。

■アーティストデビューまでの道のり「“新たなチャレンジ”のきっかけに」

——声優として活躍している中でアーティストとしてデビューしたいという夢はありましたか?

正直ゼロに近いような気持ちではいましたね。自分の中で声優という道を定めたときに、その声優に100%を注ぎ込むぞっていう気持ちで臨んでいるんですけど。(コロナ禍で)声優としての仕事がぱったりなくなってしまって、その時期に「何ができるんだろう自分には」って改めて自分と向き合うことができて、「もしかしたらこの時期にこの話(アーティストデビュー)をいただいているということは自分にとって新たなチャレンジのきっかけになるんじゃないか」って思ったんですよね。だからこそ「1歩踏み出してみようかな、視野を広げてみようかな」って思い、アーティストデビューに至るというか。

——自粛期間中にはどのような音楽を聴いていましたか?

結構ジャンル問わないんですよね。その時にまだサブスクって何だろうみたいな感じだったんですけど、これを機に入ってみようと思って、その時期ぐらいに入れてみて。だから洋楽もそうだしJ−POPもそうだし、韓国のK−POPも入ってくるし。それで「この曲なんだろう」っていうものはちょっと止めてみて、「あ、こんな曲があるんだ!」「このグループなんだろう」みたいな。だからめちゃめちゃ音楽を聴く機会でもあったなと思います、この時期は。

——たくさんの音楽聴いて「今回の歌に取り入れたい」と思われた要素はありましたか?

ありました。あえて裏声を使って表現するというところを意識的にやっている部分が多々あって。(ほかの音楽を聴いて)裏声の出し方もすごい色々な個性があるし、色々な出し方があるんだなって思っていて。ボイストレーニングに通っているんですけど、そこの先生に「ここのこの流れで、生きる裏声の出し方ってどんな感じなんですか?」っていう技術的なことを聞いて「なるほど、こういう風に出すときれいに聞こえるんだ」って客観的に聞いてもらってっていうところがすごくあって。だから「アーティストのボーカルの方のこの裏声の出し方が僕としてはすごく好きだから、ちょっと入れてみたいんですけど」みたいな提案とか相談をさせてもらって、実はそのフレーバーは曲のどこかにあったりとか散りばめられてます。

——そういった部分も意識して聴いてほしいですか?

意識して聴いてもらえたらうれしいですね。だからそこで「あの人の裏声の出し方に似ている!あの人なんじゃないか?」って当てられる人がいたらすごいなって思いますね(笑)

■声優とアーティスト「キャラクターも全部自分の武器」

——声優とアーティスト、それぞれ声を使う職業ですが、アーティストとして歌う時に意識されていることやこだわりはありますか?

こだわらないといけないのかなって思ってました。変えなきゃいけないのかな…なんて思っていたんですよ、実は。今までってキャラクターソングっていうものは歌わせていただいてもらっていたんですけど、それとはあえて変えないといけないのかなって勝手に縛りを設けていたんですけど、ある時に実はそうじゃないんじゃないかなと思って。今までせっかくキャラクターと一緒に色々な曲、色々な世界を旅してきたんだから、その世界観全部入れちゃえばいいんじゃないかなって転換したんですよね。今まで自分っていうものを形づくってきたキャラクターっていうものは自分の武器なんだから、それって全部自分じゃんっていうふうに落ち着いて、そしたらあえて変えないでも「それって自分自身だから」って胸を張って歌えるようになりました。最初のうちは戸惑いというか迷いみたいなものはあったんですけど、ゆくゆくこう考えてみたらそうなんじゃないかなと思って今はスッキリとした状態で「hearme?」を出せたなって思いますね。

■“アーティスト山下大輝”の夢

——アーティストとしての夢はありますか?

こういう状況だからまだまだ難しい時期が続くかもしれないですけど、夢としてはライブはやりたいなって思っています。CDの曲だけでは感じられないような感動ってその場でしか生まれないかなって思っていて、その感動をしたいなって思うので。特に曲でいうと「Hello」(収録曲)とかはコール&レスポンスがあるんですけど、もう脳内ライブでは完全に超盛り上がってるんですよ(笑)「HEY!」って言っているのが聞こえてくるんですけど、脳内ライブじゃなくてちゃんと生でその声が聞けたらより楽しいだろうなって思うので、ライブはやりたいですね、夢としては。

——ライブというお話ですが、どういった会場でライブがしたいですか?

やれるんだったらどこでも…色々な考えがあると思うんですけど、野外とかどうなんでしょうね…?まあ、まず曲数を増やさなきゃですよね!どっちにしろね(笑)まだまだ5曲なのでやれる範囲みたいなのが限られているんですけど。やっぱり野外とか室内は室内でライトとかの照明とかの演出ですごくきれいな演出とかもできるだろうし、360°の囲まれているところでも色々な演出ができるだろうし、まずは本当やれるんだったらなんでもやりたいみたいなスタンスですかね、今は!


和やかな雰囲気の中、インタビューに応じてくれた山下さん。終始笑顔で現在の心境や今後の夢について語ってくれました。