年末年始の海外旅行…人気の旅行先は? 台北が順位上げるなか、毎年人気のホノルルは順位下げる
新型コロナが5 類に移行し、感染対策の対応が大きく変化した2023年。HISによると、旅行業界においては、出入国における陰性証明書提出などの水際対策の撤廃や、国際線航空座席の供給数が回復してきているといいます。
■人気の旅行先は…2年連続1位「ソウル」
HISの海外旅行予約者数ランキング(11月15日時点)では、ソウルが2年連続で1位となりました。理由としては、ドラマや音楽などポップカルチャーの人気が高いことや、韓国からの訪日需要の増加を受け、地方空港を含めた増便と、最寄り空港から行きやすくなった環境の改善が考えられるということです。韓国、ケアンズ(オーストラリア)、香港、トルコ、サイパンなどはコロナ前の2019年同期比を上回る予約者数になっているといいます。
一方、毎年人気のホノルルは2022年の2位から一つ順位を下げ3位。かわって2位に入り込んだのは2022年の7位から大きく順位を上げた台北です。2022年の台湾は1日の入境者数に15万人の上限を設けていて、7日間の自主防疫が必要でした。しかし、それらの制限がなくなったことを受け、人気が浮上したとみられます。ほかにも大きく順位を上げたのが8位のセブ島と9位のケアンズです。それぞれ、LCCが就航する中距離路線のビーチリゾートという共通点があり、燃油サーチャージが高騰する中、燃油サーチャージのかからない(一部除く)LCCの需要が高まっているということです。
また、出国のピークは2023年12月29日、帰国のピークは2024年1月3日となっているということです。
(HIS 年末年始 海外旅行予約動向より)