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松本白鸚「人間として、俳優として幸せ」

2021年12月17日 16:12
松本白鸚「人間として、俳優として幸せ」

歌舞伎俳優の松本白鸚さん(79)と、白鸚さんの娘で俳優の松たか子さん(44)が16日、都内で行われたミュージカル『ラ・マンチャの男』の製作発表記念会見に出席しました。

『ラ・マンチャの男』は、ミゲール・デ・セルバンテスの小説『英知あふれる郷土ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』が原作。1969年の日本初演以来、上演回数1300回を超える同ミュージカルが、2022年2月についにファイナルを迎えます。

半世紀以上、主演として挑み続けてきた白鸚さんは、原作者でもあるセルバンテス、田舎の老人のアロンソ・キハーナ、キハーナが妄想で創り出した人物のドン・キホーテと、一人三役を演じます。

白鸚さんは、「初演(したとき)は26(歳)でございました。(演じて)50年以上になります。感無量でございます。人間として、俳優として幸せ者でございます」と喜びを語りました。

また、ドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンザ役を、2012年の公演以来の出演となる松さんが演じます。松さんは「また出演させていただけるチャンスをいただける日が来るとは本当に思っていなかったので、できるのか、やっていいのかと自分なりに考えましたが、いただいたチャンスをなんとか使い切りたい、自分を使い果たしてこの公演に臨みたいという思いで出させていただくことになりました」と明かし、「長く出演されている方々もいれば初めて参加されている方もいる、いろんな人が混ざり合ったカンパニーとともに、自分の全部を捧げてベストを尽くしたいなと思っております」と意気込みを明かしました。