約1000体の地蔵が並ぶ参道を練り歩き…恒例の「初地蔵かんじき詣り」 無病息災や平和を願う
由利本荘市の折渡地蔵尊で、毎年恒例の「初地蔵かんじき詣り」が行われました。
参加者が約1000体の地蔵が並ぶ参道を練り歩き、無病息災や平和を願いました。
由利本荘市岩谷麓地区の折渡地蔵尊で毎年1月24日に行われる「初地蔵かんじき詣り」。
笠をかぶって蓑をまとい、かんじきをはいた案内役の先達や僧侶に続いて、地元の住民が参道を練り歩きます。
ここには、250年以上前から6体の地蔵があり、その後、多くの人の寄付によって増えていきました。
いまは1000体あまりの地蔵が並んでいます。
24日は約20人が2キロほどの道のりを歩いてお参りしました。
雪が積もる道を踏みしめながら進むこと約20分。
石碑が建てられた頂上に到着しました。
石碑には、恒久平和への願いが込められています。
折渡千体地蔵護持会 髙橋光一 会長
「ウクライナとか、世界中でいま困っている人たち、なんとか安心して暮らせるような世界になってほしいと願っておりました」
地域の平穏を守ってきた「千体地蔵」。
住民たちは感謝を伝え、この先の無病息災や平和を願いました。