幅広い年代の個性あふれる作品が並ぶ美術展が、秋田市で始まりました。

訪れた人は、制作者と会話を弾ませながら、思い思いに作品を楽しんでいました。

秋田市にあるアトリオンで開かれている美術展・ファインアート秋田2025。

絵画や写真、彫刻など、小学1年生から89歳までの106人の作品、108点が展示されています。

題材や技法は様々で、制作者の個性あふれる作品が並んでいます。

この美術展の魅力の一つは、制作者とその場で会話ができることです。

最高齢で、国画会の審査員を務める佐々木良三さん89歳も、訪れた人に作品について語っていました。

佐々木良三さん
「意図することは何でもできるんだけども、意図しない世界っていうのはたくさんあるわけですよね。そこに何か造形の新しいものの発見の仕方、見方が閉じ込められればね、絵ができる」

訪れた人たちは、作品を目で見て楽しむのはもちろん、制作者の話に耳を傾けて、背景にある思いにも触れていました。

国展秋田支部　工藤敬子さん
「何かのきっかけになって、見るだけでなくて今度は自分でやってみようとかっていう気持ちになってくれるとうれしいなと思っています」

思い思いに作品を楽しむことができる「ファインアート秋田2025」は、今月26日までアトリオンで開かれています。