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Bro.KORN 67歳が公表した男性乳がんとは 「発症者が多いのは60~70代の年代」

2023年8月29日 14:50
Bro.KORN 67歳が公表した男性乳がんとは 「発症者が多いのは60~70代の年代」
Bro.KORNさん
バブルガム・ブラザーズBro.KORN(ブラザー・コーン)さん(67)が29日、乳がんと診断されたことを公表しました。治療に専念するため、バブルガム・ブラザーズ40周年を記念したライブも中止するということです。

国立がん研究センター希少がんセンターのホームページによると、男性乳がんとは「乳がんは一般的に女性に多い疾患ですが、男性の乳房に発生すること(男性乳がん)もあり、乳がん全体の約1%を占めるといわれています。米国のデータでは、女性が生涯を通じて、8人に1人乳がんに罹患するのに対して、男性では生涯を通じて1000人に1人が乳がんに罹患するとされています。あらゆる年齢の男性に発生しますが、発症者が多いのは60~70代の年代です」とされています。

自覚症状としては「乳輪の後部にしこり(腫瘤)(痛みを伴わないことが多い)の出現、乳頭からの出血、皮膚潰瘍、触知可能な腋のしこり(腋窩リンパ節腫脹)」などがあり「女性の乳がん(女性乳がん)と比べ、診断された時点で既に進行している場合が多いのですが、同じ進行度であれば、女性と男性で治療成績に大きな違いはありません」ということです。

男性乳がんの危険性を高める可能性がある要素・危険因子としては、「加齢、黒人、乳がんの家族歴」があげられ、「放射線被ばく、ホルモン関連の要因、肝疾患、肥満、精巣異常」などもあげられています。

また、治療については「男性乳がんに対する治療の考え方は基本的に女性乳がんと同じです。乳がんの病期に準じて、治療法を選択します」とされていて「完全切除が可能な病期であれば、外科手術を行うことが優先され、さらに病状に応じて術前又は術後の薬物療法(抗がん剤やホルモン治療など)、放射線治療などを組み合わせて治療を行います。一方で、完全切除の手術が難しい病気の広がりの場合には、病気と付き合っていく治療として、病状に応じて薬物療法(抗がん剤やホルモン治療など)や緩和ケアを行っていくことを検討します。ホルモン治療については、男性と女性では体内でのホルモン産生の仕組みが異なるため、男性乳がんの場合は、女性乳がんとは治療選択肢が異なる場合があります」ということです。