アグネス・チャン 68歳の誕生日を迎え感謝 乳がん治療を振り返る「しょんぼりしてる場合じゃないと」
著書は、これまでアグネスさんが苦しいときやつらいときに、助けられ、乗り越えることができた親からの言葉や、知人からもらった言葉などがつづられています。
取材会でアグネスさんは、過去に乳がんの治療を約5年間続けたことを振り返り「私は早期発見だったので、幸い命は助かったんですが、薬の副作用とか治療が本当につらかった。笑うこともできず、元気な自分をどうしても取り戻すことができなかった」と回想。
しかし、そんなときは子どもの存在に支えられたといい「私がしょんぼりしているとある日突然、寝ようとした時に、(息子が)ベッドのそばに来て、“ママ、今日のジョーク!”って言うんですよ。インターネットか本かわからないけど、覚えたジョークを手ぶり身ぶりで私に言うんです、笑わせようとして。すごい感動しちゃって“自分頑張らなきゃな”って思った。“命いただいているんだから、しょんぼりしてる場合じゃない”と。息子がそれから毎日寝る前にやってきて、“今日のジョーク!”って言ってくれたんです。どんなに助けられたか…この命って当たり前と思うんですけど、実際は本当にラッキーなんです。生きていけること、年を重ねられること」と話しました。
また、お祝いとしてケーキが用意され、「乳がんになった時、一瞬、“年を取ることができないのかな”、“子供結婚するのを見ることができないのかな”と思ったんですけど、本当におかげさまで年を重ねることができて初孫も生まれてすごい感謝してます」と感謝と喜びを明かし、「子供が本当に大人になったなと思ってうれしかったですね。誇りを持ちました。孫の世話をしたいなと思うんですけど、ちょっと遠いので…。それが今すごくやりたいことです」と思いを明かしました。