『イッセイミヤケ』のブランドで世界的に有名なファッションデザイナーの三宅一生さんが、5日に肝細胞がんで亡くなっていたことが分かりました。84歳でした。

葬儀は関係者のみで、すでに執り行われ、お別れ会については、故人の遺志で行わない予定だということです。

広島に生まれた三宅さんは多摩美術大学図案科を卒業。1970年に『三宅デザイン事務所』を設立。翌71年には、現在の『株式会社イッセイミヤケ』となる『株式会社イッセイミヤケ インターナショナル』を製造・卸・販売会社として設立しました。

1971年には、ニューヨークで海外初のコレクション発表。73年にはパリコレクションに参加するなど、世界的ファッションデザイナーとして活躍しました。

さらに、三宅さんは、紫綬褒章受章（1997年）や文化勲章受章（2010年）、フランス芸術文化勲章の最高位コマンドール受章（1991年）など、国内外で数多くの功績を残しました。