今井翼「この作品にめぐりあえてよかった」 涙ながらに初主演映画への思い明かす
映画は1998年5月に亡くなったX JAPANのギタリストでソロアーティストとしても活躍した、hideさんの弟・松本裕士さんの著書『兄弟 追憶のhide』が原作。hideさんが残した音楽を世に届けるために奮闘する人々の姿が描かれます。
■JUON「ミュージシャンとしてもこの上ない喜び」
今回、hideさん役に選ばれたのはミュージシャンとしても活躍するJUONさん。hideさんを演じたことについて「hideを演じるにあたって、自分も同じギター&ボーカリストということで非常に光栄なことでした。一秒一秒、いとしい時間が撮影中も流れていたので、本当にhideのことを毎日毎日思いながら過ごしていくというのはすごい貴重なことですし、ミュージシャンとしてもこの上ない喜びでした」と振り返りました。
■塚本「ファンを裏切らないものにしたい」
また、共同プロデューサーのI.N.A.さんを演じた塚本高史さんは、hideさんの大ファンだということで、「hideちゃんのファンにウソのないように。僕が見てきた、僕がずっと好きな人のファンを裏切らないものにしたいなというのが僕の中のテーマにありました。細かいことを言わせていただくと、I.N.A.と裕士が記者会見するシーンで、ロケ場所の関係上、(2人が部屋に)入ってくる方向が逆だったんですけど、『いや、違う。本当はこっちから入ってきてる』っていうのを(監督に)ワガママ言わせていただきました」と現場でのやりとりを明かしました。
■今井「本当にこの作品にめぐりあえてよかった」
イベントには今井さんが演じたhideさんの弟・松本裕士さんがサプライズで登場。松本さんから「大変な役をやっていただき、本当にありがとうございます。感謝しております」と伝えられると、今井さんは「この役を演じるってすごく難しくて、複雑で当時裕士さんが抱かれたつらさとか、そういうことを考えれば考えるほど『これでいいのかな?』とか不安があったりしたんですけど、自分なりに裕士さんが当時感じた思いというのをどこまで描けていたかはわからないけど、とにかく丁寧に演じたいという思いで描かせていただいたので、今日お会いできたことはもちろんですけど、このようなお言葉をかけていただけて、本当にこの作品にめぐりあえてよかったなって思っています」と涙ながらに感謝と映画への思いを明かしました。