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中条あやみ「止まるっていうことはしたくない」 今の自分と向き合いながら理想の大人へ

2023年12月28日 21:40
中条あやみ「止まるっていうことはしたくない」 今の自分と向き合いながら理想の大人へ
中条あやみさんの2023年の印象的な出来事は?
俳優でモデルの中条あやみさん(26)にインタビュー。今年、自身初の翻訳書に挑戦した中条さんに、翻訳書を書く際に大変だったことや、理想の大人像、さらに2023年に印象に残った出来事を伺いました。

中条さんにとって初の翻訳書『大切なことを教えてくれる 星の王子さまのことば』(12月6日発売)は、1943年にアントワーヌ・ド・サン=テグジュぺリさんの『星の王子さま』フランス語の原書と同時に発売された、キャサリン・ウッズさんの英訳版をベースにした名言集です。

――今回の翻訳書を書く際に大変だったこと、難しかったことがあれば教えてください。

大変だったことはまったく何もなくて、すごく楽しい作業だったんですけど。ただ、自分がこういうふうに翻訳したいという言葉を、変えすぎてもよくないなと思って。自分なりの言葉もあるけれど、いろんな年代の方に読んでほしい、私自身いろんな時期に読んだ本でもあったので、子供だけじゃなくて大人にも読んでほしいっていう思いから、いろんな人に響く言葉、なじんでいく言葉を選ばないといけないなっていうのはすごく難しいポイントだったかなと思います。

■中条さんの理想の大人像

中条さんが子供時代にも読んでいたという『星の王子さま』。時を経て、中条さんが理想の大人像に葛藤していたころに友人から贈られたのもまた『星の王子さま』の本だったそうです。

――中条さんにとっての“理想の大人像”とはどのようなものですか?

理想の大人像っていうと、いろいろこうなりたいなとか、ああいうふうな女性ってすてきだなって思うイメージとかはあるんですけど、気持ちでいうとずっと子供の時から、体だけが大きくなってるんじゃないかみたいな。それくらい子供の時から変わってないというか、“自分が思っていた大人ってもっと大人っぽかったよなー”って自分に対して思うんですけど。

でも変われないというか。今の自分はこういう自分なんだっていうのを、向き合っていきながら、でも成長というか、常に前に進むというか。その理想に近づくように努力はしていたいなって思うので、止まるっていうことはしたくないですね。(作者の)サン=テグジュペリさんは、人生が冒険みたいな方なので、実際に飛行家でもありましたし、そういう“人生は冒険”じゃないですけど、常にワクワクする瞬間があったらいいなっていうのは自分の理想の人生の過ごし方かなって思います。

■2023年の印象に残った出来事

――初の翻訳書も出された2023年で、中条さんが印象に残った出来事があれば教えてください。

いろんな事が2023年はあったんですけど、お仕事でいうと印象に残ったことは、私自身が出てる映画が公開されて、その後に子供たちからたくさんお手紙が届いて、“私もあやみちゃんみたいな大人になりたいと思いました”とか、子供から“成長したね”っていうお手紙をいただいたりとかして、小さい子供からのお手紙が増えたことがすごく印象的だったなと思います。

――子供たちから見れば、中条さんは理想の大人ということですね。

やばい(笑)。理想の大人になれるように頑張ります、2024年も。