広島とのつながりも 大阪・関西万博まもなく開幕!
大阪・関西万博の会場では、13日の開幕に先立ってメディア公開が行われました。
万博会場は大阪湾に浮かぶ人工の島、夢洲です。空から見ても「大屋根リング」が目を引きます。万博のシンボル、「大屋根リング」は1周約2キロ、高さは12メートルから20メートル。ギネス世界記録に世界最大の木造建築物として認定されました。雨風や日差しをしのぎながら各パビリオンの間を移動することができます。
■澤村優輝アナウンサー
「大屋根リングの内側には海外パビリオンが広がっています。一つの輪の中にみんなが入っているんですね。こちらはアメリカのパビリオン、そして隣にはフランスのパビリオンが並んでいます」
こちらは「アメリカ館」。宇宙探査やアメリカ旅行をテーマにした没入型の展示が特徴です。
■YTV古瀬 朱理 記者
「多くの報道陣であふれかえっているアメリカ館ですが、今回の目玉はまたもや月の石です」
目玉は、1970年の大阪万博でも人気を集めた「月の石」。今回展示されるのは別の標本です。1972年に採取された石の一部で、約37億年前のものと推定されています。
一方、書道の巻物を広げた形が特徴的な外観のパビリオンは「中国館」です。
■YTV 加藤 沙織記者
「中国も目玉は月なんですけども 月の裏側の土を展示します。実物は開幕までお預けです」
去年、中国の無人探査機が世界で初めて採取したもので、13日の開幕当日に展示されるということです。
鳥の巣をイメージした大阪ヘルスケア館。特徴的な屋根には、広島ゆかりの素材が使われています。
■澤村優輝アナウンサー
「こちら和紙シェードといいます。 その素材には折り鶴を再生したものが使われていると いうことなんです。光を遮る効果はあるんですけれども、完全にはシャットダウンしない、ですので室内も熱くなりすぎず、かつ柔らかな日差しを取り込むことができているんです」
未来社会を体感できる「フューチャーライフゾーン」に置かれているのは、木工のまち、府中市で製造したイスです。45度に切断した木材同士を直角につなげる「留め」の技術が用いられています。
■フューチャーライフゾーン担当者
「数多くのデザイナーと一緒に自分たちのもっている素材をきれいに作っていきましょうということでデザイナーさんが作った成果」
参加する約160の国や地域がそれぞれ趣向を凝らした海外パビリオンなど、他にも、見どころがたくさんです。
【2025年4月9日放送】