「最後まで藍染と」 定年退職してから藍染の世界に入った異色の経歴を持つ職人【徳島】
徳島市国府町にある工房で、作品を作り続ける藍染職人の男性がいます。
この男性は定年退職してから藍染の世界に入った異色の経歴を持っています。
そのこだわりの作品作りにカメラが密着しました。
徳島市国府町。
ここに「こだわり」という名の藍染工房があります。
店主を務めるのは加藤勝蔵さん82歳です。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「タオルマフラーから入って、その後綿でのダブルガーゼって言うんですけど、それのストール首に巻いたり暖をとったり、おしゃれな物とTシャツちょっと自分自身を飾る物、日用的に汎用的に使える品物を作っている」
「自分なりにこれは素晴らしいなと思えるようなものを作れたら良いなと」
穏やかな口調で語る加藤さんは、商社で務めていた経歴を持ちます。
定年退職後にこの藍染めに出会いました。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「(老後)遊んで暮らすって言ったら変な言い方ですけどね、それは嫌だったですね。何か自分自身起業するというかね、毎日何かに携わっていきたかった。それがたまたま藍染めをやることが一番自分自身には楽しいんじゃないかなと思ったいうこと」
「商社は原料を供給する方だったんですけども、その原料でモノづくりをするかたちでちょっと商社時代から憧れてましたからね」
勝浦町出身で、商社マン時代は大阪に住んでいた加藤さん。
藍染めとの出会いは妻の実家がある徳島市に移り住み、義理の父親が経営する織物会社を手伝っていた時でした。
藍が醸し出すその色彩に心を奪われたと言います。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「植物からあの色は他の染料では代えがたい色素です」
「すごくこう惹かれるというか、なんとかこの藍の色をね自分自身でやってみたいな」
70歳で起業を決意し、自宅にある倉庫で藍染工房こだわりを妻と共にオープンしました。
店名には隅々まで手を抜くことなく商品を作るという、加藤さんの思いが込められています。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「これをね、きっちり合わさないかんのです。型をね上と下がズレたらね、ボヤけてしまうダメになってしまう。きっちり合わさないかん。これが一番肝心な所です」
アルミの上にゴムで形を付けた「型板」を使って、タオルに付ける模様を決めます。
工房には18種類の型板がありデザインは全て加藤さんが手がけました。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「10分間つけて10分間乾かしてこれを10回繰り返す」
タオルが良い色に染まるまで藍がめにつけては乾かす作業を繰り返し、その後天日干しにします。
1つの商品が完成するまでおよそ3日かかるといいます。
そして出来上がったのがこのマフラータオルです。
藍ならではの鮮やかな色味と、型板通りの均一な模様がしっかりと染まっています。
工房の設立から10年以上が経った今も、加藤さんは毎日楽しみながら藍がめの前に立っています。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「できるだけ続けていきたいし、工房をあてにしてくれている人たちもいるので、できるだけその人たちと一緒にやっていきたい」
「朝起きてここに来るのがものすごい楽しいですし、苦にならないっていうのが、今の生き方の中において最後までやっていこう藍染とやっていこうという気持ちですね」
現在も新しいデザインを考案するなど、ひたむきな努力を続ける加藤さん。
藍色に染まった情熱はこれからも熱く燃え続けます。
この男性は定年退職してから藍染の世界に入った異色の経歴を持っています。
そのこだわりの作品作りにカメラが密着しました。
徳島市国府町。
ここに「こだわり」という名の藍染工房があります。
店主を務めるのは加藤勝蔵さん82歳です。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「タオルマフラーから入って、その後綿でのダブルガーゼって言うんですけど、それのストール首に巻いたり暖をとったり、おしゃれな物とTシャツちょっと自分自身を飾る物、日用的に汎用的に使える品物を作っている」
「自分なりにこれは素晴らしいなと思えるようなものを作れたら良いなと」
穏やかな口調で語る加藤さんは、商社で務めていた経歴を持ちます。
定年退職後にこの藍染めに出会いました。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「(老後)遊んで暮らすって言ったら変な言い方ですけどね、それは嫌だったですね。何か自分自身起業するというかね、毎日何かに携わっていきたかった。それがたまたま藍染めをやることが一番自分自身には楽しいんじゃないかなと思ったいうこと」
「商社は原料を供給する方だったんですけども、その原料でモノづくりをするかたちでちょっと商社時代から憧れてましたからね」
勝浦町出身で、商社マン時代は大阪に住んでいた加藤さん。
藍染めとの出会いは妻の実家がある徳島市に移り住み、義理の父親が経営する織物会社を手伝っていた時でした。
藍が醸し出すその色彩に心を奪われたと言います。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「植物からあの色は他の染料では代えがたい色素です」
「すごくこう惹かれるというか、なんとかこの藍の色をね自分自身でやってみたいな」
70歳で起業を決意し、自宅にある倉庫で藍染工房こだわりを妻と共にオープンしました。
店名には隅々まで手を抜くことなく商品を作るという、加藤さんの思いが込められています。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「これをね、きっちり合わさないかんのです。型をね上と下がズレたらね、ボヤけてしまうダメになってしまう。きっちり合わさないかん。これが一番肝心な所です」
アルミの上にゴムで形を付けた「型板」を使って、タオルに付ける模様を決めます。
工房には18種類の型板がありデザインは全て加藤さんが手がけました。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「10分間つけて10分間乾かしてこれを10回繰り返す」
タオルが良い色に染まるまで藍がめにつけては乾かす作業を繰り返し、その後天日干しにします。
1つの商品が完成するまでおよそ3日かかるといいます。
そして出来上がったのがこのマフラータオルです。
藍ならではの鮮やかな色味と、型板通りの均一な模様がしっかりと染まっています。
工房の設立から10年以上が経った今も、加藤さんは毎日楽しみながら藍がめの前に立っています。
(藍染工房こだわり・加藤勝蔵代表82歳)
「できるだけ続けていきたいし、工房をあてにしてくれている人たちもいるので、できるだけその人たちと一緒にやっていきたい」
「朝起きてここに来るのがものすごい楽しいですし、苦にならないっていうのが、今の生き方の中において最後までやっていこう藍染とやっていこうという気持ちですね」
現在も新しいデザインを考案するなど、ひたむきな努力を続ける加藤さん。
藍色に染まった情熱はこれからも熱く燃え続けます。
最終更新日:2025年1月21日 20:34