伝統的な町家建築として国の重要文化財に指定されている高岡市の菅野家住宅について、離れ座敷や蔵など3棟が追加指定されることになりました。

高岡市木舟町にある菅野家住宅は、1994年に国の重要文化財に指定されました。

そして17日、国の文化審議会は、菅野家住宅にある離れ座敷及び台所、そして二番蔵及び三番蔵、四番蔵を、重要文化財に追加指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

土蔵群の建築は江戸時代にさかのぼり、住居部分を再建する際に土蔵に大屋根をかけて重厚な建物へと整えた点に特徴があるということです。

また離れ座敷と台所は、端正な意匠となっていることなどが評価されました。

県教育委員会は、高岡市が取り組む歴史的なまちづくりを進めるためにも指定は意義があるとしています。