北野武さん（77）とエジプト考古学者の吉村作治さん（81）が21日、横浜市に誕生する大型XR施設『IMMERSIVE JOURNEY』の開館発表会に登場。北野さんがエジプトでの思い出を明かしました。

古代エジプトが舞台となっている施設の第1弾作品に日本語訳監修として携わっている吉村さん。現在、膝をけがしているということで、支えられながら椅子に座りました。その様子を見ていた北野さんは「クフ王かと思いました。エジプトのミイラが動いたのかと思いましたよ」と冗談で会場を笑わせました。

エジプトには二度訪れたことがあるという北野さんは、「旅行会社の人に“変なものを売りつける日本人がいるから気をつけて。絶対に断って”って言われて。そこに吉村先生が来たんですけど、“シッ！”って言っちゃって。“向こう行け！　お前のものなんて買いたくねえ”って。邪険にしてたら、よく考えたら吉村先生だった。まさか先生が迎えに来ているとは思わないんで」と、吉村さんとのエジプトでのエピソードを明かしました。

そんな親交のある吉村さんについて、北野さんは「科学技術が発展して、エジプトという何千年、何万年の歴史をもつ国の調査も、日本にいながら色々と知識が増えるありがたい時代になってきましたが、吉村先生がエジプトまで行って研究したことが、日本の後に続くものにとってはいい道しるべになっているなと思って、本当に先生を尊敬しています」と語りました。