『SLAM DUNK』井上雄彦 大谷翔平ロゴをデザイン 「依頼を漫画家にいただくことは割と珍しい」

■大谷翔平「ロゴのデザインありがとうございますピョン」
大谷選手のシグネチャーロゴは2024年3月、MLBワールドツアー(Seoul Series presented by Coupang Play)の開幕を前に、正式に発表されたもので、一塁ベースを回る大谷選手がスケッチされたロゴとなっています。
発表当時、大谷選手は「この特別なロゴをついに公開できることは、僕にとって本当にエキサイティングな瞬間です。このロゴは、僕の野球人生における歩みを視覚的に表現したもので、このロゴを世界と共有できることに興奮しています」とコメント。その際には、デザインした人物は明かされず、これまで正式に発表されていませんでした。
11日に大谷選手は、ロゴと4枚のイラストとともに「井上先生、ロゴのデザインありがとうございますピョン」と投稿し、井上さんへの感謝を伝えました。
■井上雄彦「大谷翔平という空前絶後の野球人について感じていることをまず言葉に」
3月15日から東京・渋谷に期間限定で『The Shohei Ohtani Collection Tokyo』がオープンします。
その公式サイトには、井上雄彦さんのコメントも掲載されていて、「ロゴの制作依頼を漫画家にいただくことは割と珍しいケースです。デザイナーではない、漫画家の自分がロゴの制作をするなら、その意味は、その面白さはどこにあるのか。動きを描き出す、線で描き出す、考えた末に出てきた答えはこの2つでした。さらに欲張って、その人の生き方、在り方が見えるようなロゴマークはどんなものだろうかと想像しました。なぜなら、私の考える漫画家の仕事とは、人間を描くことだからです。漫画のキャラクターをつくる時にそうするように、大谷翔平という空前絶後の野球人について感じていることをまず言葉にしてみました。そのメモは、そのままロゴを作るコンセプトになりました」と、制作について明かしています。