KNBラジオ番組が最優秀と優秀に 日本民間放送連盟賞の全国審査
日本民間放送連盟賞の全国審査で、KNBの2つのラジオ番組が最優秀と優秀に選ばれました。いずれの番組もグランプリ候補作品となり、11月の民間放送全国大会で結果が発表されます。
ラジオの報道部門では、全国各地区の審査で1位となった番組の中から、KNBラジオで今年5月に放送した「KNB報道スペシャル ふるさとの亀裂~地震と過疎と原発と~」が最優秀に選ばれました。
この番組は、能登半島地震の被災地・石川県珠洲市で半世紀近く前、誘致と反対で揺れた原発の建設計画をひも解き、当時の関係者や過疎が進む地域で被災した住民の声を集めたものです。
審査員からは「取材の厚い蓄積を持つ地元局ならではのアプローチを感じさせ、ローカルメディアの在り方を示した」と評価を受けました。
ラジオ報道部門での最優秀は2年連続です。
また、ラジオ生ワイド部門では「でるラジ 氷見を元気に!富山を元気に!能登にも届け!」が優秀に選ばれました。
地震の被災地の復興を支援しようと、番組でレギュラーコーナーを持つ室井滋さんの呼びかけで、高原兄さんなどが出演し、被災地の現状や被災者に寄り添った復旧の必要性について話しました。
審査員からは「被災者の心の復興にラジオがもたらす力を感じさせる番組」と評価されました。
いずれの番組もグランプリ、準グランプリの候補作品となり、11月の民間放送全国大会で結果が発表されます。