ニホンライチョウ 自然交配の卵から5羽がふ化 富山市ファミリーパーク
富山市ファミリーパークは21日、人工増殖事業に取り組んでいる、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウのひな5羽がふ化したと発表しました。
ファミリーパークによりますと、母鳥が6月10日から26日までに産んだ卵9個を、ふ卵器に入れ温度管理をしてきたところ、うち5個が19日から20日にかけてふ化し、担当者が確認しました。
5羽のひなはいずれも体長がおよそ5センチから6センチ、体重は17.4グラムで、性別はまだわかりません。
ひなたちは餌をついばむなど元気な様子だということです。
ふ化したひなの親鳥は雌雄ともファミリーパーク生まれの個体です。
また、6月28日に野生の雄からの人工授精で国内で初めて生まれた2羽のヒナも、すくすくと育っているということです