新米価格、去年の約1.6倍 品薄影響で価格の上乗せ続く 「1等米」品質は例年並み
今年の新米の販売価格が、去年のおよそ1.6倍となりました。
農林水産省は29日、10月末時点の新米の販売価格が、小売り業者向けで、去年の同じ月と比べておよそ1.6倍になったと発表しました。
買い取り価格の目安となる「概算金」が生産コストの上昇で例年より高かったことに加え、品薄の影響で価格の上乗せが続いているためとしています。
また、最も形や見た目の評価が高い「1等米」の比率は、先月の発表より0.2ポイント下がり77.1%でした。
下がった要因は、東北や北陸で9月後半に降った雨の影響や、西日本の一部で高温による被害がみられたためとしています。
農水省によると、ここ5年の平均と比べると1等米の比率はやや高く、品質は「例年並み」だということです。