幕を明けた2025年「今年の抱負は?」県内各地の正月三が日の様子を振り返る《長崎》
最大9連休となった年末年始。
帰省や旅行に出かけたという人も多かったのではないでしょうか。
2025年、県内の正月三が日を振り返ります。
2025年元日 午前7時20分ごろ、年が明けた朝。
長崎市の稲佐山展望台では、多くの人がその瞬間を待ち構えていました。
(福岡から20代)
「初めて初日の出を見に来て、感動した。ばっちり見えました」
(諫早市から20代)
「来年は国家試験があるので、今年1年勉強をがんばりたい」
(鹿児島から30代)
「いつでも笑っていられる1年にしたい」
オレンジ色に輝く初日の出とともに始まった長崎の2025年。
期待に胸が膨らみます。
開業後初めて、新たな年を迎えた長崎スタジアムシティ。
ピーススタジアムのピッチには特設の「スタジアムシティ神社」がお目見え。
多くのファン、サポーターが詰め掛けました。
(サポーター)
「幼稚園でサッカー練習している時に、一番強くなりたい」
(神奈川から来たサポーター)
「J2優勝で、来年はしっかりJ1に上がってほしいなと思って、祈願しに来た」
ピッチの外では “振る舞い酒” も。
(客)
「明けましておめでとうございます。かんぱーい」
5日までの9日間、スタジアムシティには毎日、2万人を超える人たちが来場しました。
長崎市の諏訪神社にも、元日から多くの人が参拝に。
(兵庫から)
「みんな元気で病気せずに過ごせたら」
(滋賀から)
「孫があと2人生まれるので、元気に生まれてくるのを楽しみにしている」
(長崎市から)
「“次なる幸運の扉はすぐ先に” と書いてある、最高。みんなで楽しく、毎月ゴルフができればいいな」
新年のお楽しみと言えば “初売り” です。
長蛇の列ができたアミュプラザ長崎では…
(店員)
「店内ニューイヤーセールを開催中です」
福袋や、お買い得商品が盛りだくさん。買い物袋を抱えたみなさんは、何をゲットしたのでしょうか?
(長崎市から)
「プラモデルを買った。(作るのに)1年くらいかかる」
(時津町から)
「ABCマートでベストと上着を買った。30%オフで安く買えた」
(時津町から)
「福袋を買おうかと(来た)。豚まんとギョーザと、いもまんが入っている。きょう食べる用で買った」
新館の屋上庭園にも人だかりが…。
特別に用意された “おみくじ” で運試しです。
(男の子)
「チョコレートが当たった。(チョコレート)好き」
2日と3日にアミュプラザ長崎の新館・本館を訪れた客は約32万人。
去年より1万人多かったということです。
五島市三井楽町では、3日に「獅子こま舞」で賑わいました。
獅子と天狗が舞い、1年の無事を祈願する正月の伝統行事。
350年以上続いていて、県の無形民俗文化財に指定されています。
(見物客)
「噛みつくところとか面白かった」
(見物客)
「今年が始まったなという感じ」
(見物客)
「初めてだったのですごかった」
また、港では船の上で刺身とお神酒を海に流して祈る姿が。
伝統の「船祝い」。
今年の豊漁と航海安全を祈願しました。
(今年20歳を迎える参加者)
「20歳になりました」
またお正月の帰省に合わせて、4日に行われたのは「はたちの集い」。
254人が大人の仲間入りです。
(今年20歳を迎える参加者)
「将来はスポーツ関係の職に就くので、アスリートを支えられるよう頑張る」
(今年20歳を迎える参加者)
「将来は五島を盛り上げる仕事をしたい」
3日、長崎市でも新春の恒例行事が…。
5歳から80歳の約50人が参加した「寒中水泳」。
(参加者)
「最高。あったかいっていいね」
「今年1年風邪ひかなさそう」
(参加者)
立ち泳ぎをしながら文字を書く「水書」には…
“祈 平和 被爆80周年”の文字。
(参加者)
「被爆の記憶を風化させないことが、次世代の平和に少しでもつながるのでは」
去年は、日本被団協が悲願のノーベル平和賞を受賞。
世界の注目が集まる中、今年は被爆から80年、節目の年を迎えます。
(被爆者 横山照子さん)
「この80年はたくさんの人に被爆者側も語ってほしいと思うし、被爆者からの遺言だと受け取ってほしい」
8月9日までに『被爆者80人の声をYouTubeで伝えるプロジェクト』を進めている長崎原爆被災者協議会。
横山照子副会長が「一人ひとりの証言から、核兵器の怖さを改めて知るきっかけになれば」と改めて決意を発信しました。
平和公園では、元日から平和を求める座り込み。
被爆者に、若い世代も。
同じ思いを共有するすべての人たちが手を取り合い、核兵器廃絶に向かって前進する1年でありますようにと、それぞれが改めて心に…。
(被爆者 田中 重光さん)
「今年はそういう波を起こすための行動をしていきたい。一人ひとりが平和について、核兵器の被害について考えてもらいたい。行動に参加したい」
(高校生平和大使 津田 凜さん)
「これから90年100年となった時に、被爆者が残りどうなっているのか不安に思うが、不安を取り消して私たちがつなげでいく若い世代にも伝えられるようにしないといけない」
諫早市の白木峰高原で、初日の出を拝みに来た人に尋ねました。
2025年、あなたはどんな一年にしたいですか。
「後輩が入ってくるので、いい先輩になれるように頑張る」
「柔道に通っているので、柔道の大会で優勝したい」
「子どもが元気いっぱい健康で過ごせれば」
「社会人2年目なので、一歩一歩前に進んでいきたい」
「春から大学生になるので、新しい環境でいろんなことに挑戦したい」