“奇跡の9連休”も終わり…退職代行サービスに依頼殺到
多くの人が仕事始めという1月6日、「退職代行サービス」には「会社を辞めたい」という人の依頼が殺到していました。
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“奇跡の9連休”が過ぎ、“現実”へ戻ってきた東京・新橋のサラリーマン。
会社員(30代)
「地獄の始まり。社会復帰しにくいかもしれない。きょうの朝も格闘しながら来ました」
冷たい雨も相まって、憂鬱(ゆううつ)な仕事始めとなったようで…
会社員(30代)
「今年こそ転職します」
この年末年始、“退職の二文字”が頭をよぎり、会社を辞めたいという人が急増しているのです。
Xより
「退職代行の依頼が1日で230件以上」
こう投稿したのは、「退職代行サービス」を運営する男性です。
“退職代行”とは、本人に代わり企業に退職の意向を伝えてくれるサービス。若い世代を中心に利用者が増えていますが、仕事始めの1月6日は…
「退職代行モームリ」を運営 アルバトロス・谷本慎二代表
「いま現在(午後3時時点)で、254件の依頼となっています。過去最高ですね」
サービス開始から2年半あまり、1日で過去最多の依頼が来たといいます。一体、なぜなのでしょうか?
「退職代行モームリ」を運営 アルバトロス・谷本慎二代表
「一番印象的なのは精神的な不調が多く挙げられております。企業としては、年末年始でいままでの疲れをとってほしいという思いで今回の9連休があったと思うが、労働者としてはその疲れがとれずに、労務環境や人間関係を思い返してしまって、余計出勤がつらくなる方が非常に多いという印象を持っている」
“長すぎた休み”が、かえって出社を困難にさせたと分析。依頼者の多くが30代以下だといいますが、なかには60代以上の人も…。
250件以上あった依頼の約8割で、すでに退職のメドが立ったということです。