２２日の東京株式市場で、日経平均株価は３日ぶりに値を上げた。終値は前日比５０円２３銭高い９４２６円７１銭。

　前日の欧米の株式相場が、企業の好決算などを背景に上昇したことを受けて、東京株式市場も買い注文が先行した。ただ、外国為替市場で円相場が一時１ドル＝８１円台前半で推移するなど、依然として円高傾向にあることが重荷となっていて、買い注文が一巡した後は日経平均株価は伸び悩んだ。

　また、２０か国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議での「通貨安競争」をめぐる議論の行方を見極めたいとの空気も強く、積極的に買い進む動きは限られた。

　東証１部の売買代金は概算で１兆２１７億円。売買高は概算で１４億９３８４万株。