大手牛丼チェーンの吉野家は、１７日から牛丼などを値上げした。

　都内の店舗では、値上げされる午後３時前にメニューを差し替えるなど、準備作業が慌ただしく行われた。吉野家は、アメリカの干ばつを発端とした肉用牛の減少や、アジア諸国の需要の急増により、アメリカ産牛肉の価格が高騰していることから、牛丼など主力商品の値上げを発表していた。

　全国の店舗で一斉に値上げしたのは、主力商品である「牛丼」と「牛カルビ丼」で、牛丼は３００円だった並盛を８０円値上げし、３８０円に。牛カルビ丼は４９０円だった並盛を１００円値上げし、５９０円とした。

　値上げは今年に入って２回目で、吉野家は客数にある程度の影響が出ると見込んでいる。