シリーズ「こどものミライ」育休をとった9人のパパによるパパッと作れるレシピ集 ネットで公開 福岡
作り置きにピッタリの「南蛮漬け」や、生まれ故郷の味を再現した「鶏飯」。パパの得意料理が紹介されています。これは「パパによるパパのためのパパッと作れるごはん集」です。
JR九州や西鉄、福岡銀行などの地元企業や福岡市で働く、9人の育休をとったパパの家庭料理を集めたもので、去年11月からインターネットで無料で公開されています。
煮込みハンバーグを紹介しているのは、西部ガスの鈴木田渉さん(31)です。
ふだんは営業の仕事をしている鈴木田さんは、4歳の長男、祐くんと1歳の次男、啓くんのパパです。おととし12月に2週間育休を取得しました。
レシピ集で紹介している「子どものお手伝いにぴったり煮込みハンバーグ」をふだん通り、作ってもらいました。まずは、タマネギのみじん切りです。
■鈴木田渉さん(31)
「祐君の出番、祐君の出番。すべて任せてます。できることは何でも。」
子どもが生まれる前はほとんど料理をしていなかったという鈴木田さん。育休がきっかけで料理をするようになりました。
■鈴木田さん
「子どもと一緒にできるような料理はなんだろうと考えたらハンバーグ。子どもも好きだったので。こねる作業も子どもは好きなので。 粘土感覚でハンバーグを作る。」
親子で料理をする姿を、ママが見守ります。
■妻・恵美さん
「お任せしてます。一食だけでもいいので大変助かります。子どもも張り切って『きょうはパパとごはん作るけん、休んどっていいよ』というのでうれしいですね。」
ソース作りには子どものための工夫があります。
■鈴木田さん
「マイタケです。子どもがあまり野菜を食べないので一緒に煮込んであげようかなと。少しでもキノコ類を食べてくれたらなと。食べてくれます。ハンバーグの味がしているので。」
煮込みハンバーグの完成です。パパ自慢のハンバーグの味は。
■妻・恵美さん
「おいしいです。いつもどおり。手のかかる料理をしようとするので。でも、おいしく出来上がりますね。」
鈴木田さんは、育休を経験して決めていることがあるといいます。
■鈴木田さん
「2人目が生まれた時に家事はしようと思ったのですが、何か自分で決めてやらないと終わっちゃうので、ちょうど育児、19日を「育児の日」として、毎月の取り組みになりました。」
レシピ集には料理だけではなく、時間の使い方などのアイデアや育休中に感じた葛藤などもつまっています。
■鈴木田さん
「私自身もこのレシピ集をきっかけに育児、家事を一緒に妻とやっていきたいなと思って。少しずつですが取り組む日を多く、頑張っております。」
レシピ集を通して見えてくるのは、育休をきっかけに“育児”についてより深く向き合うようになったパパの姿です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2024年5月2日午後5時すぎ放送